SEO第8講座・・・HTMLはコンピューターが理解するプログラムである

第7講座は、・・・・・


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■[HTML]から[BODY]までは極力短くする
■[BODY]の最初が肝心!
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という2つのことをメインに話を進めてみましたが、いかがだったでしょうか?


メールの中でも散々お伝えしましたが、メールセミナーで得られるテクニックを「知っている」だけでは全く持って意味がありません。今すぐに実行してみないことには、何が効果的かの検証すらできませんよ。


「知っている」と「行動する」が違うと言われますが、まさにその通り。実践してみて、チェックする。トライアンドエラー。
その繰り返しが本当に大事だと思います。


今後も、無料で簡単に実践できる内容をお伝えしますが、セミナーで「わかった気になった」だけではなく、「わかったから実践する」ということを意識してみてくださいね。





それでは、第8講座・・・いってみましょう。






◆HTMLの本当の意味


本来であれば、ここで重要なタグのランク付けについてお伝えしようと考えていたのですが、その前に「HTMLタグ」の本当の意味を知らないことには、何のことやらさっぱりわからないのではないか? と考えを改めまして。


そこで8回目では、「HTMLの本当の意味」ということをお伝えしたいと思います。




以前にもお伝えしたと思いますが、「HTML」とは Hyper Text Mark-up Languageの略で、直訳すれば、ハイパーテキストを構成する言語ということになります。


ハイパーテキストって? という方もいらっしゃるでしょうが、実際に私もコレ!という答えは知りません。
ですが、ワードやエクセルで出てくる「ハイパーリンク」という言葉を考えると、ある一定の輪の中で決められた言語を用いて構成されているページを行ったり来たりすることができる、ひとつの世界を作り上げる文章のことなのかな? とも思います。


まぁここで難しい話をする必要もないので、次に進めますが、この「HTML」は、あなたのウェブページを作るために必須のものであることは言うまでもないでしょう。


HTMLを構成する、各タグ([HTML],[BODY],[TABLE],[IMG],[A],[UL]など)は、それぞれ単独では意味をなさず、また、プログラムテキストそのものでは、人間にとっては理解できない内容です。


もちろん、実際にはタグ以外に日本語で書かれるテキスト文章や、写真画像などによって構成されてはいますが、それは「ブラウザ」を通してみることで、初めて人の目で確認できるものになります。




ここで、「ブラウザ」について少々解説してみますが、ブラウザとは、一般的にインターネットでウェブサイトを見るためのアプリケーションソフトウェアという表現が適切だと思われますが、その種類は本当に様々です。


その代表的なものが、「Internet Explorer」で、Windowsに標準でくっついているので、一般のネットユーザーは何も考えることなくそれを使っているでしょう。


その他にも、「Netscape」や「AOL」「Opera」「Samba」など、英語圏のソフトも含めると、実に様々なタイプが存在します。



ウェブサイト制作を生業としている企業では特に、このブラウザに関して特別な配慮をしているところが多いのが現状です。


なぜ? それは、



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       ウェブページの表示方法は、各ブラウザに依存する
      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



からです。(ブラウザ依存はブラウザ種類とOS種類によります。)





ただ、ここであなたに対して、「あなたのサイトの表示のされ方を、全てのブラウザ、全てのOSで確認しなさい。」とか、そういう無茶なことは言うつもりはありません。


「HTML」は、ウェブページを構成するものであると同時に、その本来の意味は、人間が目で確認するものではなく、サーバーと呼ばれるコンピューターが理解するためのプログラムだということを、知っておいていただきたかったのです。


今後のメールセミナーでお伝えする、HTMLの各タグ(前回の[BODY]を含めて)は、本来あなたの目で確認できるものというよりはむしろ、コンピューターが理解できるように設定するものですから、たとえば、


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[IMG src="abc.jpg" width="10" height="10" alt="ABC"]
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というタグがあったとすると、これは、サーバからブラウザ側に対して、


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縦10px 横10px の、abc.jpg という画像を表示する。その代替は ABC である
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ということを伝えている以上でも以下でもないのです。



最近では、それこそ「Internet Explorer」のユーザーが9割以上を占めていますし、以前にもお伝えした「80:20の法則」を踏まえると、IEユーザーのことだけを考えれば、特別な問題はないと思います。


が、とにかく「HTML」というのは、デザインや写真をウェブページに綺麗に映し出すものではなく、本来は一種のプログラム言語であるということを覚えておいてくださいね。


特に、「HomePage Builder」や「Dream weaver」などの、高機能でグラフィカルなウェブページを簡単に作れてしまうソフトに慣れてしまうと、「HTML」がプログラムだということを忘れてしまう人が多いでしょうから、くれぐれも気をつけてみてください。







◆HTMLエラーはご法度


先述のことからも、



      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       HTMLはコンピューターが理解するプログラムである
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ということがわかっていただけたかと思います。


コンピューターは簡単にまとめてしまえば、言わば算数が発展したものですから、常に答えは1つだけだということは、言うに及びません。



HTMLは言わば、「[???]」と「[/???]」のペア言語ですから、そのペアの片方がなければ、残されたもう片方はページの中に記述されていたとしても、その本来の意味・役割をなしえないものになってしまいます。


つまり、ペアの片方がない、ペアになっていると認められないHTMLプログラムでは、記述したものも記述していないように、コンピューターは理解するのです。


最近のブラウザでは、多少のペア不足(HTMLエラーと呼ぶ)も、自動的に補われて、ブラウザの予想のもと勝手に表示するものが多く、一見すると問題なく表示されてしまいます。



HTMLに一度でも触れたことがある人ならわかると思いますが、特に顕著な例では、[TABLE]タグの閉め忘れでしょうか。[TABLE]タグが入れ子になってくると、徐々にその開始と終了の部分があいまいになってしまい、結局[/TABLE]という記述がひとつ足りないなどの現象が起こります。


[TABLE]タグに限らず、全てのタグには開始([???])と終了([/???])がありますから、ウェブページ製作中は特に意識して確認するようにしてください。




なぜここまで「HTMLはプログラム」とか「HTMLエラーをなくす」ことを散々お伝えしているのかと言うと、これがSEOにとって、とても重要な意味をなしているからなんです。


検索エンジンの主要コンピューターとも言えるクローラー/スパイダーは、言わば、かなり古いバージョンのブラウザのようにHTMLを1行づつ読み込むとされています。


今後お伝えしますが、「Google」などの検索エンジンクローラーは、「W3C*」が重要視していないタグに対しても、細かく解析するように設定されたアルゴリズムの上で動作していますから、現在一般的に使用されているウェブページ制作ソフトウェアがカバーしていないタグまで理解するのです。



* W3C: World Wide Web Consortium
HTMLをはじめ、WWW全般についての世界的な組織。慶応大学も名を連ねている。


これは、クローラー/スパイダーの検索アルゴリズムが優れている・優れていないという問題ではなく、検索という概念そのものから、HTMLを解析して重要度をランク付けするために、HTML上にある論理的な記述を重視するという基本的な考え方に基づいたものなのです。



そのため、もしあなたのウェブページを構成する「HTMLそのもの」に、不正な記述が書かれていたり、タグの閉じ忘れなどのコンピューター側からエラーと判断される記述があった場合、クローラー・スパイダーは、そこに書かれているテキストの内容を、100%理解することができない場合があるということを覚えておいてください。


もしあなたのサイトトップページが、何らかのエラーによって、クローラー・スパイダーに理解不能なHTML構成になっていれば、どうあがいてもあなたのサイトが検索結果上位に表示されることはないでしょう。


そもそもクローラー・スパイダーが理解不能なんだから、何を書いたとしても、何を施したとしても、あなたのサイトには何も書かれていないのと同じなんですね。







◆HTMLの記述を簡単に確認する


ということで、SEOという意味でも、アクセスしてきたユーザーへの配慮という意味でも、HTMLエラーをなくす努力をしましょうというのはおわかりいただけたかと思います。


そして、実際にHTMLエラーをなくすためにはどうしたら良いのか? ということについてですが、ウェブページの記述内容が複雑になればなるほど、目視でそれぞれ確認するには限度がある、というのは想像に難しくありません。


であれば、クローラー・スパイダーのようなスタイルで、HTMLの記述内容を簡単にチェックできないか? しかも無料のソフトで! と考えるのが、普通でしょう。(私だけかも知れませんが。(笑))





そこで、ここでは、私が実際に利用している2つの方法をご紹介したいと思います。これからのサイト制作の参考にしてみてください。



★ソフトウェアの機能を使う

ひとつには、先述の「HomePage Builder」や「Dream Weaver」などのようなユーザーインターフェイスがグラフィカルなソフトを使用することで解決できます。


これらのソフトでは、HTMLを手書きすることなく、マウスとイメージだけで簡単にページを作ることが可能です。
さらにその機能のひとつとして、余計なタグの削除であったり、重なり合う不要だと考えられるタグの一括消去機能などの優れた機能がたくさんあります。
総称して、HTMLエラーチェックなどと言います。


実際にその機能を使いこなすには、それなりに時間が必要かもしれませんが、一度覚えてしまえば、かなり楽にサイト制作をすることができると思うので、ひとつの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。


自分でタグを手書きしてウェブサイトを作っている人も中にはいるかも知れませんが、あなたの懐具合によっては下記のようなアプリケーションソフトを購入したほうが、時間の節約になることは間違いありません。


慣れればとても便利なものですから、導入はできる限り早くどうぞ。



* IBM HomePage Builder
http://www-6.ibm.com/jp/software/internet/hpb/

* Macromedia Dream Weaver
http://www.macromedia.com/jp/software/dreamweaver/




* IBM HomePage Builder無料体験版(期間1ヶ月)
http://www-6.ibm.com/jp/software/internet/hpb/download.html


★HTMLチェックソフトを使う

次にこちらは、無料版のHTML構文チェッカーです。


どうしてもアプリケーションソフトを導入できない人、または、HTMLは手書きだ!
と豪語する人のためのツールです。これは、あなたが作ったHTML,HTMファイルの構文の文字校正をしてくれるもので、タグの閉じ忘れを初めとした、様々なHTMLエラー発見のために重宝します。


使い方はあなた自身で勉強してみてくださいね。


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HTML構文チェッカー(無料)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se171931.html
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これらのツールの使用に関わらず、一般的に言われる「ユーザビリティー」に対して気を配るのはもちろんのこと、FLASHを多用したり、データ量の多い画像をたくさん使うなどのことはやめたほうが良いかも知れません。


あなたがADSL級の高速ブロードバンドを利用しているとしても、あなたのサイトに訪れるユーザーが同じように高速な回線を使っているとは断言できませんからね。


それが結果的に、一回目のアクセスの際に逃げられる原因になったり、一度訪れてくれたユーザーがリピーターになってくれるかどうかの境界線になったりするということを、忘れないでください。






今回は、若干テクニックという側面から離れ、考え方のような部分に注目してみましたが、今回の内容もとても大事な要素ですから、しっかりと覚えておいてくださいね。


ウェブサイトを作ってインターネットを商売をするというのは、想像以上に深い知識と努力が必要なんだということが、徐々にわかってきたかと思います。


ただ、ここで何もしないのでは始まりませんから、一歩一歩確実に進んでみてくださいね。あなたが諦めなければ、最後には達成できるようになっているのですから。



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