◆アクセス解析活用術


前回はリンクポピュラリティーについて、一歩も二歩も突っ込んだ内容をお届けしましたが、何か気づきが得られたでしょうか。


私自身、最初はリンクの数を増やすことだけを考えて行動していましたが、気づかないうちに逆にリンクをお願いされる立場になっていたということもありますから、一歩づつ着実なステップを踏んでいくと良いと思いますよ。


欲張りすぎず、あなたなりに無料で行えることを実践してみてくださいね。





それでは、第15回目いってみましょう。






◆アクセス解析活用術 導入編


ウェブサイトの運営上、切っても切れない関係なのが、このアクセス解析というものです。


これから初めて自分のサイトを持つ人も、以前から持っている人も、少なからずアクセス解析についてはご存知かと思います。


私は、その度ごとに様々なアクセス解析ツールを活用しつつ、どれが自分にとって使いやすいものか、優れているのものかを試行錯誤しながら追及していきました。



そんな中で、まず、最もポピュラーなアクセス解析ツールと言えば、ネット上のフリーソフトをダウンロードしてくることかと思います。主にCGIやSSIを活用したアクセス解析が出回っていて、最低限のアクセス解析ができるので、初心者の方にも扱いやすいというのが魅力でしょう。


ある程度サーバーの知識がある方には、サーバー側のアクセスログを集計するタイプの解析ソフトが使いやすいかも知れません。代表的なものでは「Analog」がこのタイプかと思います。


そのほかにも、有料のアクセス解析サービスを提供しているところや、サイト内にバナー広告を出すことを条件に、無料でサービスを提供しているところもあります。


これだけ見てもわかるとおり、一概にアクセス解析と言っても、本当に様々なタイプがあるんですね。





そこで、今回このセミナーの中で、あえてひとつだけオススメするものとして、第1回のメールでもお伝えした「エクスリア」が提供している、フリーの
アクセス解析サービス【アクセスアナライザー】をピックアップしたいと思いま
す。




★エクスリア
http://www.xrea.com/

★アクセスアナライザー
http://ax.xrea.com/

※US9ドル/年でドメインが取得できるサービスも合わせて提供しているので、 ここだけで、ゼロからウェブビジネスを“格安で”スタートできますよ。



様々なアクセス解析ソフトウェアを試した私が、今一番活用しているものがこのアクセス解析で、使いやすい上に高機能、しかも無料というところがポイント高いです。


実際の導入方法はとても単純ですから、CGIなどのプログラム言語が全くわからないという初心者の方でも、簡単にサイトに組み込むことができると思います。





そして今回は、この【アクセスアナライザー】を例にあげて、アクセス解析の有効な活用方法をご紹介したいと思います。


強制的にこのサービスを使いなさいとは言いませんが、少なくともこれからお伝えすることを全てサポートしているアクセス解析を導入することをオススメします。


第1回目でお伝えした、【忍者ツールズ】も悪くない選択肢だと思いますし、もしお金に余裕があれば、【いちにのアクセス解析】などの有料サービスを活用しても良いと思いますよ。







◆アクセス解析活用術 実践編


さて、これからは【アクセスアナライザー】などのアクセス解析を使ったことがある、または、これから活用してみるという意識を前提に話を進めていきますので、多少専門用語が出てくるかもしれません。


が、それらはわからなくても読み飛ばしておいて、今後あなたがアクセス解析を使うときになったら、改めてこのメールの内容を振り返ってみてください。きっと新たな発見・理解が得られることと思います。


では早速。





アクセス解析ツールの中で、あなたが意識的に活用しなければならないものは、以下のとおりです。



----------------------
★時間別アクセス
★曜日別アクセス
★リンク元URL
★検索エンジン
★検索語句
★訪問回数
★閲覧時間
★人気ページ
----------------------



これらは読んで字の如く、それぞれの解析をブラウザ画面から一発で閲覧することができるものですから、あなたがわざわざ作業することは一切ありません。


また、これ以外にもユーザーが使っている「画面サイズ」だったり「プロバイダ」だったりを知ることもできますが、アクセスアップを図る上であまり役に立たないので、無視して構いません。


私が上記にあげた8つの詳細解析は、アクセスアップ対策としても、サイト制作そのものに対しても、有効に活用できるデータが満載ですから、ぜひ徹底的に使いこなせるようになってください。





まず、それぞれの内容を簡単に説明すると、


★時間別アクセス


これはそのまま。ユーザーのアクセスデータを、時間別に解析したものです。


★曜日別アクセス


こちらもそのまま。ユーザーのアクセスデータを、曜日別に解析したものです。


★リンク元URL


アクセス元とも言いますが、どのサイトからあなたのサイトにリンクしてきたかを示す解析データです。専門用語では、リファラーと呼びます。


★検索エンジン


どの検索エンジンを使って、あなたのサイトにアクセスしてきたかがわかります。
ここにたくさんの検索エンジンの名前が出れば、その分あなたのサイトが検索エンジンに登録されているというわけです。


★検索語句


ユーザーがどのような語句を使って検索し、あなたのサイトにアクセスしてきたかを示すものです。ここから、ユーザーが好むキーワードの傾向がつかめます。


★訪問回数


言わばリピーターの数を確認するためのもので、初めてあなたのサイトに訪れた人はどれくらいか、リピート率はどれくらいかを把握するためのものです。


★閲覧時間


一回のアクセスにおける、ユーザーがどれくらいあなたのサイトに留まっていたかを示すものです。
滞在時間が長ければ、それだけ熱中できるサイト内容だということになりますね。


★人気ページ


最も重要な解析データです。あなたのサイト内に配置されているページの中で、どのページが最もアクセスされているかを示します。indexページはもちろん、そのほかにどのようなページにアクセスが集中しているのかが一発でわかります。





もしあなたが現在利用しているアクセス解析で、上記の情報をつかめないということであれば、すぐにアクセス解析ツールの変更をオススメします。上記のものは最低取得すべきデータですし、これらが得られなければ、アクセス解析そのものの意味がないですからね。






ここで、ひとつご提案します。



    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     一週間に一度、アクセス解析データを分析する時間をとる
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



ことを意識してみてください。


アクセス解析そのものは、毎日のようにデータを取得することができるのですが、現実的に毎日解析データとにらめっこしたところで、あまり意味はありません。


私は隔週に一度の周期でアクセス解析に数時間当てていますが、最初のうちは、一週間に一度くらいがちょうど良いかも知れません。


サイトを公開し、ロボット検索クローラーにピックアップされるための登録を済ませたら、やはり毎日のアクセス数は気になるところですよね。


解析データを徹底的に分析するのは、実際にひと月に一回くらいでも良いくらいですが、できることなら毎日一回アクセス解析ページを参照して、今日どのくらいのアクセスがあったか、どのページが人気なのかを把握しておいても良いかも知れません。



本格的にアクセスデータを分析する際には、じっくり腰をすえて考えるためにも最低1時間くらいの余裕があるほうが良いでしょうから、意識的に


「今日のこの時間はアクセスデータを分析するために使う。」


というように、予定を組んでみてはいかがでしょうか。





★長所を伸ばし、短所を削る



先述の8つの解析データをもとに考えるべきことは、これからのあなたのサイト戦略です。


もしあなたのサイトで何か商品を販売しているのであれば、アクセスデータを分析することから考える戦略は、そのまま販売戦略などに直結する考え方ですが、このメールセミナーはあくまで検索エンジン・アクセスアップを主題としていますので、ここでは、それらについてだけ触れてみたいと思います。





そこで、実際に何をやっていけば良いのかということになるのですが、あなたが考えなければならない基本的なことは、



          ━━━━━━━━━━━━━━━
           長所を増やす・短所を減らす
          ━━━━━━━━━━━━━━━



ということです。


サイトを公開してからある程度時間が経過すると、今まで考えてもいなかったような事実をたくさん見ることになります。


たとえば、考えもしなかったキーワードでアクセスしてくる人が多いとか、あなたなりに一生懸命作ったページが、実は人気がないなど。


思ったとおりうまくいった! という安心感と、頑張ったのに結果が出なかった・・・という挫折感が入り乱れる状況の中、あなたが集中すべきは、



     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
      人気のあるキーワード・ページの情報量を増やす
     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



ことです。(間違っても、短所を補うような行動に移ってはいけません。)


そのための情報源として、検索語句解析・人気ページ解析・リンク元URL解析などを活用するんだということを、理解してくださいね。


たとえば、あなたが一生懸命作ったページが、実は人気が少なかったとして、そのページをいくら頑張って修正したところで、あまりアクセスしてくれる人は増えません。


原因はたくさん考えられるでしょうが、様々なことを試してみても、その結果得られる効果は非常に少ないと思われます。



逆に、今人気のページ・キーワードをさらにポピュラーなものにすべく、重要なキーワードの順位入れ替えや、ページ構成の変更、トップページからのリンク配置など、様々なことをやってみると良いでしょう。


特に、検索語句解析から得られる情報はとても貴重で、世間一般のユーザーが、どんなことを捜し求めているのかをチェックするにはもってこいの情報源です。


それに加えて、検索語句解析から得られる情報は、どのようなキーワードを使って検索すると、あなたのページが結果上位に表示されるのかということもわかりますから、ニッチな領域を狙うための重要な情報になるでしょう。





アクセス解析を使いこなすには、それなりの時間と努力を必要とするでしょう。


でも、むやみに情報量を増やすことだけを考えて、ひとりよがりなことをするよりは、ユーザーが求めている情報を、わかりやすく丁寧に提供していくほうが、より良い結果につながるだろうことは、誰の目にも明らかなことです。


だからこそのアクセス解析データから得られる情報を、いかに的確に分析することができるか、いかにそこから得られる回答をサイトに反映することができるかで、今後のあなたのサイトのアクセス数向上ぐあいも、劇的に変わってくることと思います。


アクセス解析なんてどうでもいいから、とにかく自分のサイトを充実させることだけ考えれば良い! なんて言ってたら、いつの間にかあなたのサイトに訪れる人がいなくなってしまうかも知れませんね・・・。





★アクセス解析で遊んでみる


原稿が残り少なくなってきましたが、最後にひとつだけ、毎日アクセス解析を見るのが楽しくなる方法をご紹介します。それは、



             ━━━━━━━━━━━
              流行語を使ってみる
             ━━━━━━━━━━━



ということです。


これは、広く一般的に人気のキーワードで検索する人を取り込む方法です。


もしあなたのサイトの基礎ページランクが高ければ、あなたのサイトが検索結果上位表示される場合があるので、それだけ多くの一般ユーザーを取り込める可能性がアップすることになります。


個人的なところで行くと、「映画:ロードオブザリング」や「テレビ:トリビアの泉」などを使って、ちょこっとだけアクセスアップを試みたことがありますが、そのどれも、思った以上の効果がありました。


ちなみに、最近の検索エンジン人気の検索キーワードは、下記のURLで調査報告されています。一度目を通してみることをオススメしますよ。



★Yahoo! 検索キーワードランキング

http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2003/1216.html
http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2002/1211.html
http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2001/1214_2.html



流行語を織り交ぜたページをいくつか作ってみて、少し時間が経過したところで検索語句の解析データを参照してみてください。
おもしろい結果が得られるかも知れませんよ。












以上、少し大雑把な内容になってしまいましたが、参考にしていただけたでしょうか。


アクセス解析の存在理由はただひとつです。ずばり、アクセス解析は、あなたのサイトの現状を理解し、さらなる発展を考えるための、唯一無二の情報ツールなのです。

あなたが良いと思っているものを時間をかけて制作したページが、実はユーザーが全く興味を示さない内容でだったのでは無駄が多いでしょう。


ものすごく適当に30分で作ったページが、実はユーザーに大人気のページになったら、それは素晴らしい発見ですし、それを最初から狙うことで制作効率はアップします。


今更ながら、アクセス解析を使いこなすというのは、効果的・効率的にサイト運営を行っていく上で、非常に重要なスキルなのではないかなと思うのです。


この機会に、あなたもアクセス解析と真剣に向き合ってみてはいかがでしょう。



次回は、シロウトがアクセスアップさせたいがために陥る、やっても無駄なアクセス向上策についてお伝えします。



当サイトの内容・情報につきましては私個人の判断に基づくものですので、ご利用の際は自己の責任においてご利用ください。
いかなる損害・トラブル等が発生した場合でも当サイトでは賠償する責任は一切負いません。
当サイトの内容・構成・デザイン・画像の無断転載、複製(コピー)は一切禁止です。
URL: http://bishow.fc2web.com/
mailto: bihow01@msn.com

Copyright (C) 2004 Bishow Corporation. All Rights Reserved.

   





























SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送