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前回・・・ご紹介したサイトのツールを実際に使ってみましたか? キーワードの使用率なんて考えたこともなかった人にとっては、とても斬新なツールだったと思いますが、今後のあなたのサイト制作で常に重宝するものになるでしょうから、忘れないうちに“お気に入り”に登録しておきましょうね。 セミナー全体を通してお伝えしているキーワードの重要性について、今回はさらにもうひとつ、あなたが知っておくべき大事なことをお届けします。 前回のキーワード使用率という考え方と合わせて活用すべき内容ですから、もちろん今回もじっくりと何度も読み返してみてください。 一般的に、大事な本やメールやテキスト媒体は、「6回以上読む」と良いみたいですから、時間の許す限り実践していただければと思います。 ◆キーワードは近づけたほうが効果的 今までお伝えしてきた内容と、若干矛盾するところがあるかも知れません。 ------------------------------------------------------- ・サイト内・ページ内にキーワードをちりばめることが重要 ・1つのページ内のキーワード使用率を5%くらいに留めるべき ------------------------------------------------------- といった考え方を知った今、さらにもうひとつキーワードの扱いについて大事なことをお伝えします。それは、 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ それぞれのキーワードを近接させるべし ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ です。 どちらかというと、今までは「ちりばめるべし」というようなニュアンスでお伝えしてきたので、少しだけ違和感があるかも知れませんが、キーワードは近づけたほうがより効果が高いので、しっかりと覚えておいてください。 具体的には、ひとつの考え方として、サイトテーマやサイト説明文に代表されるキーワードを凝縮した文章で、その効果がわかります。 たとえば、あなたのサイトで重要なキーワードとして扱われることになった、「本」と「絵」というキーワードで考えてみましょう。 この例では、 ---------------------- 1.「本○○○○○○絵」 ---------------------- というサイトテーマや説明文の作り方よりも、 ---------------------- 2.「絵本○○○○○○」 ---------------------- という書き方のほうが、キーワードの扱いがより重要と見なされます。 なぜ重要かといえば、単純に考えてもキーワードが近ければ近いほど、よりそのキーワードに関連した内容のサイトだろうと推測されるからです。 クローラー/スパイダーは、キーワードのタグ内での扱いと同様に、その近接度からも重要性のランク付けを行っています。 ただ、ここでは「本」「絵」というそれぞれ別の単語がキーワードですから、少し書き方を変えてみると、 ---------------------- ---------------------- 3.「絵や本の○○○○」 とか、 4.「本と絵の○○○○」 ---------------------- ---------------------- などの書き方が考えられますね。 以前もサイトテーマや説明文の書き方については触れましたが、それらはこの考え方に基づいたものでもあるのです。 しかも、この「キーワード近接」という考え方は、ウェブページ全体に渡って適用されるものですし、重要なタグの中のテキストで考えればなおさら大事なものになってきます。 たとえば、 「悪徳金融業者にお困りですか?お任せください!越後屋が解決します!」 なんていうサイト説明文があったとします。これを、 「【越後屋】悪徳金融業者トラブル解決のプロ」 とすると、「越後屋」「悪徳」「金融」などのキーワードがより強調されますから、検索でヒットする確率もアップしますし、より重要なキーワードと見なされた上で、上位に表示される結果にもなります。 この例での「越後屋」というのは、言ってしまえばお店の看板なわけですから、キーワードの中でも最も重要なものでしょう。 ◆ユーザーの立場になって考える さらに、「キーワードを近づける」という点で、ネット初心者はもちろん、プロのデザイナーでさえ気づかない盲点についてお伝えします。 たとえば、あなたが『薩摩酒店』というお店を経営していたとして、お酒のネットショップを開くとします。そして、サイトタイトルを、 ------------------------------------- 創業100年を越える老舗の味『薩摩酒店』 ------------------------------------- というものにして、ページトップ付近に配置します。さらにネットショップですから、お店の住所を記載しますよね。一般的には、ページの最下部あたりに、コピーライトと合わせて住所・電話番号などを表記してしまいがちです。 一見すると、しっかりと自社の信頼性を示しているとても良いサイトタイトルに見えてしまうのですが、実はここが落とし穴。 私なら、 ---------------------------------- 鹿児島の地酒焼酎専門店『薩摩酒店』 ---------------------------------- とするでしょう。 ここで何を言いたいのかと言えば、 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 検索されるだろうキーワードを近づけるべき ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ということです。 以前にも少しだけ触れたかも知れませんが、ユーザーがインターネットで検索エンジンを使うとき、何を目的としているかを考えてみたことはありますか? あなた自身が毎日のように行っていることですから、改めて考えたこともないかも知れませんが、何を隠そう(って何も隠していませんが)、ユーザーが検索エンジンを使う際に考えていることは、ずばりただひとつ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 情報。しかも無料で奥が深いやつ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ を探しているのです。 まぁ厳密に言えば、ある特定の商品を買う目的で検索エンジンを使う人もいるでしょうが、あなたも私もまわりのみんなも、疑問に思うこと・今抱えている問題などの解決策になる情報を探すために、検索を使うのが一般的だと思われます。 さらに言えば、その際に入力されるキーワードは、その情報に直結した内容だろうことは容易に想像できるのです。 ですから、先述の ------------------------------------- 創業100年を越える老舗の味『薩摩酒店』 ------------------------------------- というサイトタイトルは、良さそうに見えるかも知れませんが、実は違うのです。 薩摩酒店が扱う商品をたくさんの人に買ってもらいたいという気持ちはわからないでもないですが、まずはたくさんの方々(言わば見込み客)にサイトの内容を見てもらわなければ意味がありません。 SEO的な考え方で言えば、検索で入力されるだろうキーワードもきっと、 「創業」「老舗」よりは、 「鹿児島」「地酒」「焼酎」ではないでしょうか? 考え方に偏りがあるかも知れませんが、少なからずこの考え方を生かすことで、飛躍的なアクセスアップが望めるだろうと思います。 付け加えることとして、サイトタイトルの決め方の補助的な考え方をご紹介したいと思います。 -------------------------------------- インドを日本で堪能する『ガラムマサラ』 -------------------------------------- 南青山のインド料理屋『ガラムマサラ』 -------------------------------------- この2つのサイトタイトルを取り上げてみますが、前者は、「インド」「日本」を意識した、どちらかというと大きな枠でテーマを扱っています。 後者は、「南青山」「インド料理」を意識しているのがわかるでしょう。 どちらが良いとかそういう問題ではないと思いますが、少なくとも『ガラムマサラ』というお店に来てもらいたいと考えるのであれば、「南青山」という地名をキーワードに持ってきたほうが、より見込み客がアクセスしてくる可能性があがるはずです。 というのも、ユーザーが検索キーワードとして「地名」「料理の種類(ここではインド)」などを入力する場合を考えてみると、すなわちそれは、「【地名】で【料理種類】を食べたいと思っている人」が検索するはず、と考えることができるからです。 個人的なひとりよがりのキーワードを選ぶのは、ネットの世界では愚の骨頂。あなたの自慢を聞きたい人は誰もいませんが、あなたが持っている情報を欲しがる人は、世の中にたくさんいます。 そういう考え方を持ってキーワードを作り、さらにそれらをできるだけ近づけたものを考えてみると良いかも知れませんね。 以上、今回もキーワードについての大事な考え方についてお伝えしました。 改めてウェブサイトを制作する上で、キーワードの選び方が重要になってくるということを理解していただけたかと思います。 なんとなく適当に考えてしまいがちな「サイトテーマ」「サイトキーワード」ですが、やはり制作前の段階で、この最も重要な部分を決める必要があると思うのです。1日2日かけてでも、大切に扱っていただければと思います。 次回は、SEO的な要素の最後になりますが、WWWの基本的な考え方である、横のつながり(リンク)について、一歩踏み込んだ内容をお届けします。 |
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