◇◆◇◆ロックノーブルの『インターネット虎の巻』◆◇◆◇

朝日奈 陽子 さんへ、

お元氣ですか? 岩元です。

ゴールデンウィークも終わりましたね。ゆっくりできましたか?

私はアメリカなので、ゴールデンウィークの恩恵は、あまりないのですが、それでも日本で経営している事業は、この時期ほとんど動きが
ないので、自己啓発に多くの時間を割くことができました。

先週は、フランクリンコヴィー社とインターネットマーケティングセンター社のセミナーを受講してきました。

今月の後半には、また3日間のセミナーを受講する予定です。

さて、今回の虎の巻は、ちょっと変な話をします。

マーケティングのテクニックの話ではありません。

でも、ビジネスへの取り組みについてとても示唆に富んだ話になると思います。

最初だけちょっと読んで興味なければ、今回はスキップしてもいいですよ。

今回 、朝日奈 陽子さんに聞いていただきたい話は、「エゴ」についてです。

ご存知のように、本『朝起きるたびに、どんどんお金持ちになっている情報商人のすゝめ』を出版し、
多くの人に私のことやロックノーブルが認知されるようになりました。

いくつかの出版社から「本を書いて欲しい」という依頼もきています。海外からもオファーが来たのには驚きましたが(笑)。

さて、自分でも本当に「やばい」ことになりそうなことがありました。

今回は、そのことについてあなたと共有したいと思います。

それは「エゴ」です。

本を出版する前から心がけていたのですが、知らず知らずエゴに心が占領されそうになりました。

本を出すと、やはり「本を売りたい!」と思ってしまいます。

それから本が売れているかとても氣になるようになります。

幸運にも、日本に住んでいないので、さすがに書店を廻って、本を平積みしたり、他の本を押しのけて、
自分の本を目立つところに置いたり、自社で買い漁ったりということはしません。

それだけは、精神健康上よくないから慎もうと心がけていました。

でも、アマゾンのランキングは氣になってしまうんですね。

ランキングが氣になるばかりか、同時期に出版された本の動向まで
氣になってしまいます。

他の本のランキングが落ちて、自分の本のランキングがまだ上位にあると、なんか「やったー」なんて思ってしまうんですね。

もう知らず知らずのうちに、エゴの塊になってしまっていました。

醜いですよね。

それから、情報商材も以前にも増して売れていますから、だんだん
「よーし、俺もこれだけお金があるのだから、そろそろ他人が羨むような高級車に買い換えよう」なんていう氣持ちが沸いてきます。

特に、私はマーケティングのプロですから、イメージをよくするためにも高級な服や高級車を乗り回して、社員や他人から羨まれる
存在に自分を創りあげねばなどと、自分のエゴを正当化する考えを持ってしまいます。

最低だよね。

この考えは、つい最近まで持っていたんです。本当に自分が知らないうちに、自分が忌み嫌っていたことを考える人になっていたのです。

私は手帳を持ち歩いていて、その中に自分のモットー(価値観)を
記入し、それを毎日読んでいたはずなのですが、それでもこんなことに・・・

エゴとは、本当に怖いです。エゴのエネルギーはとても強いので、
それ自体は一時的に人の成功を加速させてくれますが、その一方で、人の心を蝕みます。

競争心を強く持つようになり、他人の目を意識し始めます。そして傲慢になってしまいます。

本を出すと、今まで知らなかった方々からアプローチされます。

そして「岩元先生」と「先生」と呼んできます。

「先生」という言葉は怖いですね。

私も以前公認会計士事務所に勤めていたことがあるので、周りの普通の人たちがお互いに「先生」と呼び合い、
クライアントからも「先生」と呼ばれ、とても異様な雰囲氣に戸惑った経験を持ちます。

さて、このエゴですが、本当に氣をつけてくださいね。

マーケティングでセールスレターを書くときには、特に注意が必要です。

日本では感情マーケティング(エモーショナルマーケティング:※この言葉はアメリカの用語ではない。アメリカではダイレクトレス
ポンスマーケティングと呼ぶ)が数年前から流行していて、ウェブサイトで多く見られます。

この感情マーケティングを上手く応用して書いていると勘違い(?)したセールスレターを数多くみることがあります。

正直、私にはエゴの塊にしかみえず、とても私には資料請求したいとか購入したいという氣が起こりません。

呼称は別として感情マーケティングは、「売る」ために使うテクニックではないことを肝に銘じるべきです。

「売ろう」とすると、やれ自分は成功者だとかこんなに儲かるだとか、日本一の××だとかいう表現を使ってしまいがちです。

自分をカリスマ化することで、お客様を信者化する宗教で使われる手ですね。

でも、これではエゴ丸出しになってしまいます。

これで反応するお客様もいるかもしれません。でも、それと同時に嫌悪感を持つお客様が大勢いることも知っておくべきでしょう。

こうしたエゴのパワーを使ったセールスレターは、小さな成功をするかもしれませんが、同時に敵も作ってしまいます。

心理操作をマーケティングで利用する目的は、ただ1つです。

それはお客様の背中を1押ししてあげるためです。

あなたも憶えがあるはずです。心から欲しいと思っているのだけれど、
ちょっとだけ購入をためらってしまったがために、商品の前でじっと考え込んでしまう。

そして購入せずに家に帰ってから「あのとき、買っておけば良かった」と後悔してしまう。

そういうお客様って結構多いんですよね。

この時店員がお客様の背中を軽くトンと押してあげる一言。これがお客様の望むことなんです。

心理操作でマーケティングを使うとは、こういうことなんですね。

「優しさ」「親切」が本当にパワフルなマーケティング手法なんですよね。

エゴは見せてはいけないし、それ以上に持つことを戒めることです。

特にインターネットでは、このエゴが覚醒しやすいので氣をつけましょうね。


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