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─────────────────────────────────── ▼ Yahoo! Japan、検索エンジンをGoogleから切り替え ─────────────────────────────────── Yahoo! のページ検索にはGoogleが用いられていたことはご存じかと思いますが、5月31日よりYahoo! が開発した「Yahoo! Search Technology(YST)」に切り替わりました。 ・Yahoo! Japan、検索エンジン切り替えへ 2004年05月31日Yahoo! Japan、検索エンジン切り替えへ6月1日からかと思ったのですが、Yahoo! Japanの検索エンジンが既にGoogleからYahoo!独自エンジンに切り替わっているようです。 対談:日本における検索の未来 - データセクション 橋本大也 vs ヤフー 志立正嗣というインタビュー記事では、ヤフー リスティング事業部長の志立正嗣氏が検索エンジンの切り替えを示唆していました。 ですから、Yahoo! JAPANは最初gooと組み、その後Googleを採用しました。そして、近日中に米Yahooが開発したYahoo Search Technology(YST)へとスイッチします。 さらに記事によれば、 YSTはInktomiが基になっていますが、MSNもInktomiを使用しているのでこれも合わせれば、YSTのシェアはかなり大きくなります。少なくとも国内では、半分以上がYSTになるでしょう。 ということで、かなり大きな衝撃になるのではないでしょうか。見たところ、特定キーワードではGoogleでは上位に表示されるいるけれど、YSTでは表示されないという当然の結果も現れています。自サイトに関して、調査してみた方が良さそうですよ。 ・Yahoo! Japan、検索エンジン切り替えに関するニュース 2004年06月01日Yahoo! Japan、検索エンジン切り替えに関するニュースYahoo! Japan、検索エンジン切り替えに関するニュースを集めています。 わたしは、普段使いの検索エンジンもGoogleからYahoo! にしました。しばらくこれで使ってみたいと思います。今のところはそれほど不便は感じていません。 ヤフーがグーグル離れを加速、日本でも自前検索エンジン採用 日本の場合、アクセス数では依然としてヤフーの優位が続いている。だが、検索エンジンに関しては「goo」、「infoseek」、「エキサイト」、「@nifty」、「BIGLOBE」などの大手サイトが軒並み採用したグーグルが一大勢力を築いた。今回、ヤフーはようやく反攻に出たと言えそうだ。一方、グーグルの日本法人は「米本社が新規株式公開(IPO)を控えているためノーコメント」としている。 Yahoo! JAPAN、検索エンジンを自社開発のものに変更 YST は2004年2月より、米国やオーストラリアなど世界20か国で利用されている。日本語のローカライズ作業が完了したことを受け、Yahoo! JAPAN での全面導入にいたった。 Yahoo! JAPANがGoogleからYSTへの検索エンジン切り換えを実施 日本のヤフーは米Yahooよりもソフトバンクの出資比率が多く、米Yahooの子会社というよりも、同社からブランドや技術を買ってYahoo! JAPANを運営しているという関係に近い。個々の新技術の採用に関しても日本側に決定権がある。実際、Google以前は日本独自でgooの検索エンジンを採用していたこともある。 ヤフー、検索エンジンを変更 - 日本語の表記揺れなどにも対応 Yahoo! Japanでは、日本語独特の「表記ゆれ」に対応するフロントエンドを導入、「バイオリン」と「ヴァイオリン」・「引越し」と「引っ越し」など表記の違いにかかわらず同じ検索結果を提供可能としている。この機能は代用漢字・異字体・カタカナ語・送り仮名・ひらがな/カタカナ/漢字の区別などの表記の違いにかかわらずYSTに対して同じクエリを発行することで実現されている。 Yahoo! JAPAN、検索エンジンをGoogleから独自技術に移行 今のところ、検索エンジン自体の性能についてユーザーが大きな違いを体感できるような変更ではないようだが、まずはフロントエンド部分で日本語対応の新機能が追加されているという。例えば、「引越し」と「引っ越し」、「国」と「國」、「ダイアモンド」と「ダイヤモンド」など、送りがなや異体字、カタカナ語の表記のゆれなどに対応している。Yahoo!の自社エンジンに切り替えたことで、検索エンジン技術に対するYahoo! JAPANからのフィードバックが行なえるようになったとしており、今後も日本語への最適化などを進めていくという。 InktomiベースのYSTを使用するYahoo! と、Inktomiを使用しているMSNを合わせると、日本国内で半分以上のシェアを獲得したことになります。 全文検索エンジンに対応した一般的なSEOを施しているホームページではそれほど大きな影響は出ていないようですが、大きく順位を下げているところもあるようです。 ・Yahoo! JAPANの新検索エンジンでもSEO効果は持続? 2004年06月04日Yahoo! JAPANの新検索エンジンでもSEO効果は持続?Yahoo! JAPANの新検索エンジンでもSEO効果は持続?〜ECジャパン調査 調査は、Googleの検索エンジンを使用していた従来のYahoo! JAPANと、YSTに切り替えた現在のYahoo! JAPANで、検索結果の表示順位がどう変動しているか調べている。ECジャパンがSEOサービスを提供するショッピングサイトなど20社のWebサイトについて、主要キーワードで検索した際に表示される順位を確認し、傾向を分析した。 ECジャパンがSEOサービスを提供するウェブサイトに関して調査した結果ということで、特殊ではありますが、大いに参考になるデータだと思います。 これによると、538個のキーワードのうち24.7%については、対象となったWebサイトの表示順位は以前と同じだった。また、22.1%は10位以内で順位が上昇、12.5%は11位以上も上昇していた。逆に15.8%が3位以内の下降、10.0%が4〜10位以内の下降、14.9%が11位以上の下降だった。 59.3%のキーワードにおいては表示順位が同じか上昇しており、3位以内の下降も含めれば75.1%のキーワードについてはネガティブな影響が出ていないとまとめられています。個人的な感覚でも同様だと思っています。 全文検索エンジンに対する基本的なSEOを行っていれば、Googleで上位に出ているものはほぼYahoo! でも上位に出ていると考えられるでしょう。 それよりも問題は、 YSTで検索対象となる1サイトあたりのページ数はGoogleに比べて少なく、インデックス化するスピードもやや遅い傾向があるという。 こっちの方でしょうね。 また、検索結果にYahoo!JAPANのコンテンツが表示されやすくなるそうです。 ということは、これまで以上にビジネスエクスプレス(有料登録)への登録が必須になるということでしょう。 ・YSTはYahoo!のコンテンツが表示されやすい 2004年05月31日YSTはYahoo!のコンテンツが表示されやすいYahoo!JAPANも独自の検索エンジン採用 Google採用時よりも、送り仮名の違いなど日本語の表記のゆれに対応しやすくなるほか、 この切り替えに伴い、検索結果以上に大きな影響が出ていると思われるのが、GoogleアドワーズのYahoo! 掲載終了です。 今後は全面的にオーバーチュアのスポンサードサーチのみを掲載していくということですので、利用者はリスティング広告の見直しが必要になります。 ・Yahoo! Japan、Googleアドワーズ掲載を終了 2004年06月01日Yahoo! Japan、Googleアドワーズ掲載を終了SEMリサーチでYahoo!JAPAN、アドワーズ広告の掲載を終了が確認されたそうです。 Yahoo! にしてみればGoogleを儲けさせる必要はない訳で、当然といえば当然の流れ。しかし、こういう大きな変革がサクッと行われていくのも、少し不思議な感覚です。昨日と今日では、見える景色が違うわけですからね。 これまでGoogleアドワーズ一辺倒だった企業は、オーバーチュアへの出稿も必要になるでしょう。そして、両方の効果測定を行うのは一般的には困難でしょうから、そういったWebマーケティングを専業で行う企業が増えてくるの違いありません。イーナチュラルでは、SEMに限らず運用を専業で行う企業がこれから増えると見ています。 Yahoo! JAPAN のスポンサーサイト欄は「スポンサードサーチ」独占に これまでスポンサーサイト欄では、「スポンサードサーチ」と他社の検索結果のどちらかが、ローテーションで表示されていた。今回の合意を受け、6月1日から、「Yahoo!検索」内のスポンサーサイト欄に掲載されるキーワード連動広告は、すべてスポンサードサーチになる。 ・Yahoo! JAPAN、オーバーチュアのスポンサードサーチを全面採用 しかし、この変更は、利用者にとってだけでなく、リスティング広告販売から大きな収益を得ているGoogleにとっても大きな痛手となっていると考えられます。 優れた検索エンジンですが、利用されなければ収益は上がりません。海外では大きなシェアを獲得していますが、日本国内での展開に注目が集まります。 2004年06月03日Yahoo! JAPAN、オーバーチュアのスポンサードサーチを全面採用Yahoo! JAPAN、オーバーチュアのスポンサードサーチを全面採用 これまでYahoo! JAPANのスポンサーサイトの表示は、オーバーチュアのスポンサードサーチとGoogleのアドワーズ広告の検索結果が、ローテーションで表示されていた。今回の合意により、6月1日からYahoo! JAPANの「Yahoo!検索」内のスポンサーサイト欄に掲載されるキーワード連動広告は、すべてスポンサードサーチとなる。 アメリカではオーバーチュアはYahoo! に買収されていますので、当然と言えば当然の流れです。Googleに儲けさせてやる必要はない、と。 Yahoo! に広告が表示されないということで、Googleアドワーズからオーバーチュアに乗り換える人も多数出てきそうな予感がありますが、ただ単に表示回数だけで選択しない方が良いでしょうね。きちんと効果測定をし、オーバーチュアに絞るのか、それとも両方でいくのか、はたまたアドワーズでいくのかを決定した方が良いと思います。Yahoo! から締め出されたとは言え、Googleアドワーズでリーチした方が良い顧客層というのもいると思いますから。 ヤフーがテキスト広告でもグーグルを追い出す、オーバーチュアに一本化 テキスト広告の提供元は、これまでグーグルとともにヤフーに広告を提供してきたオーバーチュアに一本化する。今後は、米ヤフー傘下にあるオーバーチュアと二人三脚で顧客開拓に力を入れる方針である。 ・Googleはどうなるのか? ユーザ意識調査では、改めてYahoo! の強さが浮き彫りとなっています。 2004年05月31日Googleはどうなるのか?Yahoo! Japanが検索エンジンをGoogleから独自エンジンであるYSTに切り替えましたが、Googleはどうなるのでしょう。 試してみたところでは、Goolgeとそれ程大きな違いのない検索結果だと思います。多くの人にとっては、ほとんど違いは分からないレベルではないでしょうか。ただ、対策方法が考案され、それといたちごっこになるようだと、使いにくい、という意見も出てくるかもしれません。しかし、現状ではGoogleが大きくシェアを減らした、としか見ることはできないでしょう。 既にYahoo! JapanではGoogleアドワーズの表示回数は激減していました。他のポータルサイト、ISPポータルにとっては、GoogleでもYSTでも良いでしょうから、どちらが儲けさせてくれるか、にかかってくると思います。GoogleアドワーズがYahoo! Japanで表示されにくい現状を考えると、広告出稿者がオーバーチュアに流れていくのは想像に難くありません。そうなると、より儲けさせてくれるのは、YSTになるかもしれません。もちろん、Googleの検索結果にオーバーチュアのリスティング広告を併せて表示させることもできるのかもしれませんが。・・・ アメリカ、ヨーロッパではダントツに強いGoogleも、日本では苦境に立たされたといっても良いのではないでしょうか。かつてのgooを見ているような気がします。もっとも最悪のシナリオは日本撤退。そうならないために、Googleはどのような手が打てるでしょうか。 ・Yahoo! 検索サイトとしても圧倒的な強さ――53%が通常使用 2004年06月01日Yahoo! 検索サイトとしても圧倒的な強さ――53%が通常使用Yahoo! 検索サイトとしても圧倒的な強さ――53%が通常使用 インターネットコム株式会社と株式会社インフォプラントが行った、検索エンジンに関するユーザー意識調査によると、通常使う検索サイトとして53% が Yahoo! をあげ、 2位の Google 27%に大きく差をつけた。 個人的には53%というのは少ないと思いましたよ。インフォプラントの調査なので、少し少なめに出ているのだと思います。 全体300人に対して通常検索に使っているサイト(エンジン)を聞いてみたところ、 1位は Yahoo! で、圧倒的に多く53%(168人)、 2位が Google 27%(85人)、3位が Goo 4%(13人)という結果になった。 1位の Yahoo! と2位の Google の差、 2位の Google と 3位の Goo との差は大きく開いている。 MSNの名前が出てこないのも、中級者以上が回答者に多いのではないかと予測できます。 しかし、日本においてYahoo! 以上の分かりやすさをGoogleが演出できるかというと、難しいような気がしますね。検索窓一つで何でも探せるというのはGoogleの強みでもありますが、逆に日本では受け入れられにくいような気もします。ディレクトリ検索が日本人のメンタルにマッチしているのかもしれません。 |
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